| スティングレイ(Sting Ray)=アカエイ |
一般的に「スティング レイ」というと、C3をイメージする人が多いだろう。もともとC2に付けられたこの「スティング レイ(Sting Ray):アカエイの意味」は、C3では「スティングレイ(Stingray)」と一単語になっている。アカエイという元の単語が、コルベット独自の“呼び名”として定着したことの証なのかもしれない。
ただし、「スティングレイ」のエンブレムが装着されるのは77年までのモデル。78年のマイナーチェンジモデルでこのエンブレムは消えることになった。
奇遇にもデザイナー、ビル・ミッチェルが引退したのと同じ年である。そのちょっと前には、チーフエンジニアの職に就いていたゾーラ・アーカス・ダントフも引退。78年のマイナーチェンジは単にコルベットというクルマだけでなく、シボレーというGMブランドの組織にとってもまったく新しい時代の幕開けを意味した。
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| コークボトルライン |
C3の特徴としてよく「コークボトルライン」が挙げられる。"コーラ瓶"のように絞り込まれたボディラインを指していることはご存知の通り。しかし、その本当の意味を知っている人は少ないのではないだろうか。
1953年にNASAの前身であるNACAの研究員が「エリアルール」という理論を発見。これは「遷音速や超音速の流れの中にある物体の抵抗はその断面積の流れ方向の分布によって造波抵抗が決まる」という法則のこと。難解に聞こえるが要は流体力学の話で、航空機などの胴体中央部をくびれた形にすることで空気抵抗が大幅に減少するというもの。
この理論を採用しているボディを「コークボトル」と呼んでいた。C3がこのボディラインを採用することでどれだけの空気抵抗減少が図られたかは“謎”だが、少なくとも視覚的美しさは得たのは間違いない。
蛇足だがこの理論、今日の技術が到達する超音速には通用しないらしく、コークボトルラインを用いた機体は稀のようだ。
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| 初代から続くFRPボディ |
3代目コルベットは1968年に登場した。カタチは1965年のニューヨーク・インターナショナル・オートショーで、“スタイリング・スタディモデル”として一般に公開された「Mako
Shark」とほぼ同じ。いわゆるコークボトル・ラインを採用し、前後のフェンダーに強烈なアクセントをつけた。
ボディ・バリエーションはクーペとコンバーチブルに加えて2分割の取り外し可能ルーフ(タルガトップ)の3タイプになった。
オプション設定されるエンジンのラインナップも先代同様、充実したもので排気量の拡大傾向はC3でも続いた。相変わらずレース志向が強く、開発陣が望むGTスポーツカーとしての性質を手にするにはまだ時間が掛かった。
もっとも、70年代にスポーツカーを揺るがすオイルショックにより、路線変更を余儀なくされることになる。 |
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| スティングレイにはトランクなんてものはありません。いかにもアメリカ的です。 |